Late Bloomers "Three Shades Brown" (12")
Late Bloomers "Three Shades Brown" (12")
LA拠点のユニットLate Bloomersが2009年に放った、遊び心とヒップホップ愛に満ちた6曲入りEP『Three Shades Brown』。MC/ビートメイカーのAhh:Zel、ビートメイカーのReallyNathan、そしてMCのNonstopから成る3人組が、人生の“遅咲き”を武器に、自分たちらしい音を自然体で形にした作品です。
■ “三段階の日焼け”から生まれたタイトル
「…I'm three shades of brown...(俺、三段階で日焼けしてる)」という日常会話からインスピレーションを得て生まれたEPタイトルには、深読みを拒む軽快さと、音楽を楽しむ純粋なスタンスが込められています。あえて深追いしない、そのリラックスした距離感が、全編を通じて一貫した魅力になっています。
■ ソウルフル × ウェッサイ × ロウビート──TRES流ビートシーンの切り取り
本作のリリース当時、LAでは伝説的ビートイベント「Low End Theory」が熱を帯び始めていた時期。そのムーブメントの影響を受けながらも、TRES流に再解釈されたのがこの『Three Shades Brown』です。ソウル、ジャズ、ヒップホップを下敷きにしたあたたかなビートと、飾らないリリックのバランスが絶妙。「ビートミュージック × メッセージ × 生活感」という文脈においても、シーン初期の重要な一枚と言えます。
■ House Shoesが耳を止めた、ReallyNathanのビート
Ahh:Zelと並んでビート制作を担うReallyNathanは、この作品をきっかけにHouse Shoes主宰のレーベルStreet Corner Musicからビートアルバムをリリース。あのこだわりの強いテイストメイカー、House Shoesが認めたサウンドセンスは、すでに本作でも存分に感じられます。
「Money Maker」ではロウでざらついたサンプルループを大胆に配置し、
「Soul For Keeps」ではメロウでスムースな質感を演出。
ソウルとヒップホップの“間”を自在に行き来するビートメイクが、この作品の土台となっています。
■ ハイライト
Sandbox – ノスタルジックで無邪気なビートに乗せて、"遊び心"の美学を展開
Never Don’t Grow – "変わり続けること"への迷いと肯定を綴った柔らかいメッセージソング
Soul For Keeps – ヒップホップとソウルへの“変わらない愛”を形にしたミドルテンポの名曲
全6曲のインストゥルメンタルもB面に完全収録。
「Three Shades Brown」は、LAビートシーンが芽吹いたあの時代の、TRESならではの視点で切り取ったスナップショット。「遅咲き」を誇りに変えた彼らの音楽は、いま聴いてもどこか新鮮で、妙に沁みる。真面目すぎず、軽すぎず。この温度感こそ、Late Bloomersの真骨頂。
Artist: Late Bloomers
Title: Three Shades Brown
Cat#: TR396-077
UPC#: 181057000141
Format: 12” Vinyl
Condition: New (Original)
Track List
Side A
1. Intro
2. Sandbox
3. Money Maker
4. Soul For Keeps
5. Never Don't Grow
6. Outro
Side B
1. Intro - Instrumental
2. Sandbox - Instrumental
3. Money Maker - Instrumental
4. Soul For Keeps - Instrumental
5. Never Don't Grow - Instrumental
6. Outro - Instrumental
Tracks 2,6 produced by Ahh:Zel
Tracks 1, 3, 4 produced by ReallyNathan
Track 5 produced by Ahh:Zel + ReallyNathan
All songs recorded and mixed by Jorge "Jayy" Rangel at Studio Nueve
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